年が明けた。
今年は辰年。
辰年にちなんで、今年こそは「龍に乗りたい」と思う。
「は? 頭おかしくなったか?」
と言われそうだが、頭はもともと おかしいので大丈夫。
「龍に乗りたい」
とは、「流れに乗って」「楽に」「楽しく」「早く」
そして「もっと高いところから物事を見てみたい」
という意味。
それと、もうひとつ
「自分の足で歩かなくたって、乗れるものに乗っちゃえばいいじゃない」
という意味もある。
まあ、龍が乗せてくれるかどうかはわからないが。
今までずっと「人のため」「他人のため」を優先してきた。
お金のこと、子どものこと。
仕事でも、プライベートでも。
シングルマザーで一戸建てを購入するときですら、自分の住みたかった家はあきらめて、家族のための家を購入した。
しかし実際には、母は違う人と住んでいるし、子どもたちも出て行ってしまった。
それはそれで、いいことなのだが、どこかやはり
「こんなに広い家、いらなかったな」
という思いがある。
自分が決めたことなんだが、
「ひとりで頑張って、馬鹿みたい」
という思いになるときも……あるのだ。
そういう「恨みつらみ」を言いたくなるのは、
自分の好きなことをしていないから。
自分の人生を歩んでいないから。
自分を愛することができていないから。
他人からすれば、いい迷惑だろう。
「頼みもしないのに『あなたのため』なんて言われても、勝手にそう思っているのは、そっちじゃないか」
といった感じだ。
自己肯定感の低い私は、
「苦労して、自分の足で一歩一歩、歩かなければ幸せには、なってはいけない」
と思っていた時期もある。
そういう個人の勝手な思い込みから、パワハラなんかも起こるのかもしれない。
前に、仕事のトラブルを楽しんで解決しようと試みたら、上司から嫌味を言われて「仕事って楽しんじゃいけないのか」と思ったこともある。
そういうことで、
「自分の足で歩かなくたって、幸せになっていいんだよ」
と、自分に言ってあげるのだ。
そういえば、
私は、ねずみ年だ。
干支にまつわる物語では、ねずみは牛の背中に乗って神様の元へ向かった。
そして、到着寸前に牛の背中から飛び降りたから「1等」になれたのだ。
うん……。
そうか……。
ちょっとずるいな(笑)
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