元旦から、暗いニュースばかり流れている。
悲しい。
またかよ。
今度はなに?
「あーもう、新年早々、嫌な予感しかしない」
と言う人もいる。
「景気は悪いし、物価は値上がりばかり」
「いいことない」
地球は残酷だ。
世界は、闇に包まれている。
「もう、何もかもが嫌だ」
そんなときはアレだ。
日の出。
初日の出を思い出そう。
夜明け前の朝。
じっと寒空の下、太陽が昇るのを待っている。
凍り付いた地面といっしょに、足元まで凍ってしまいそうなほど冷たくて、マスクに吐いた息が、氷に変わっていく。
それでも、うっすらとオレンジ色の光が見え始めると、希望に満ちていく。
ゆっくりと、朝日が顔を出す。
眩しいほどに光を放った太陽は、すべてを包み込むかのように神々しく、壮大で、神秘的だ。
ほんの数ミリでも、地球が太陽から離れていたら、人も動物も存在していない。
奇跡で出来ている「地球」を感じる瞬間だ。
そんな地球は、ときに残酷だ。
すべてを奪ってしまうかのように思う。
しかし、地球がすることに私たち人間は、どうすることもできない。
できることは、
協力して支えあうこと。
残っているのは、
人々の想い、優しさ。
地球からは逃げられないから、せめて正反対のものだけは見えるようにしておきたい。
例えば、
指の感覚がないほどに冷えて凍りついた体を、湯舟につける。
湯の熱さが、心地よさに変わっていく。
じんわりと体が温まってくると、「はぁ~」と言葉にできない感覚が心を溶かす。
こういう言葉にできないものを感じるために、この世界は「正反対」のものが用意されている。
日本人は、虫の声を「音楽」に感じられるほど、感性にすぐれているそうだ。
言葉にできない感覚だって、優しさだって、すぐれているはずだ。
私たちに出来ることは、支援と協力。
一緒に頑張ろう。
頑張るしかない。
被災地の方々へ
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興と被害の軽微を、お祈りいたします。
微力ながら応援させていただきます。
コメント