前回の続き。場のエネルギーを感じるところと言ったら「神社」がある。
どちらかというと、「お寺」よりも「神社」のほうが、神聖な感じがするのは私だけだろうか?
別に「お寺は神聖ではない」と言っているわけではないが、ご先祖様や仏様をお参りするということは、もう少し「親しみやすい」感覚だと思う。
暖かくて、ほっこりした雰囲気だ。
それに比べて、神社の鳥居をくぐると、どこかしらから冷気が立ち込めて、厳かな雰囲気に包まれる。
自然に、背筋をピンと伸ばしてしまう。神を信じていなかったとしても、誰に教わるわけでもなく、なんとなく神社は「神とつながる場所」という認識があるのだ。
神の前で罰当たりなことはできないと思う人間の心理が、空間にも沁み込んでいるのだろうか。
神社にそびえたつ樹木にも、他とは比べ物にならないぐらいの存在感を示しているモノがいる。
それじたい「神」なんじゃないかと思うほど、畏怖の念を抱く。
神を敬う人々の「気」が、あれほどまでに荘厳にさせるのか。
それとも、樹木が「その場」を選んできているのか。
どうしてそこに「植わる」と思ったのだろう?
もし樹木が「そこ」を選んだとしたら、やはり「そこ」には何かあるのかもしれない。
地球の「磁場」みたいなものがあるような気がしてならない。 Part 3へ続く
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