自分はツイてるなーと感じてるときこそ、騙そうとする人って現れるものだ。
「ツイてるときこそ、気を付けなければいけない」と、改めて思う出来事があった。
よくある屋根修理の詐欺師がやってきたのだ。
この近くで、工事をするから挨拶に来たという。
ちゃんと工事現場の地図と詳細を書かれた用紙のようなものは持っていたが、私に見せることも、渡すこともない。
「変だな、この人」
と思った。
私がのぞき込むと、隠そうとする様子がうかがえるから面白い。
『屋根修理の業者さん、 ふつうは、日程と詳細が書かれた紙を、配って置いていってくれますよ? 手に持ったまま、なるべく見せないようにしていると、余計に怪しいんですけど。
ウチの屋根、 無料で補修してくれるって、神様・仏様ですか? それがホントだったら、すごいことです。
屋根に登って、ワザと板金壊して、高額請求とか そんなんじゃないですよね? それだったら悲しいよ?』
(屋根の修理は、保険でできるから大丈夫なんだよ)と思ったが、今回は、
他の仕事を依頼するフリをして、とりあえず名刺をもらった。
「見積だしてね」と言って、電話番号も渡した。
電話には出ないけどね。
さて? 騙しているのはどっち?ゲームの始まりだ。
屋根には登らせないし、もちろん補修も、依頼した仕事も頼まない。
名刺はもらったから、どこの誰なのかは知ることができたし、さてどうするか……。
でもまあ。いっか。
騙す人は、それだけ困っているってことだから。
生活するために必死なだけだと思えば、腹も立たない。
明らかに詐欺ってわかっても、怒るんじゃなくて、相手が悪いことをしたと気づくように接することができればいいなと思っている。
嘘の「あなたのために」も、信じてあげることも大事。もちろん自分を守りながらだけどね。
世の詐欺師がやっていることが、嘘ではなく本物になってしまえば、この世界はよくなるね。そっちのほうに力を注いだほうが、よっぽど早いのに、と思うのは私だけなのか?
『詐欺師、頑張れ~‼ 本物にしちゃえばいいんだよ』
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